2011年 08月 13日
ローマの上水道
紀元前に栄えた古代都市は数あれど、現在までその機能を保ち続けている都市はそう多くないだろう。
ローマは、長い間ヨーロッパと地中海世界の中心として存在し、現在も宗教の中心地としてなおその地位を保っている驚異的な都市。

砂漠の多い、シナイ半島や、北アフリカからこの世界の中心の都にやって来た人たちを驚かせた最大のことは、町中に水が溢れているということであったろう。

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Canon NF-1 NFD 85mmF1.2L RDPIII

古代ローマは13の水道、合計350kmもの上水道でローマ中に水を供給していたそうだ。
水は重力を使って流しっぱなし、基本的に節水の美徳というのは存在しないのである。

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Canon NF-1 NFD 85mmF1.2L RDPIII

蛇口のアールの真ん中当たりに小さな穴がある。
今水が出ているところを指で塞げば、水は代わりにその穴から上方向に吹き出て、飲みやすくなる。
なんと合理的。

ライトテーブルで見るこういう被写体を撮ったポジにはローマの街の臭いまで感じられそうなリアリティがある。
でもスキャンするとその魅力が抜け落ちちゃうんだよなー。
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by 08eMezzo | 2011-08-13 13:04 | 都市のマチエール


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