2008年 08月 05日
座敷童(ワラシ)
下北半島から青森をずっと南下し、岩手県遠野市、『とおの昔話村』という施設で座敷童伝承に触れた。

座敷童はそのイメージの愛らしさとは裏腹に、伝承の内容からは、気まぐれでどこか不条理な残酷さを感じさせる。

また、座敷童が住み着く家は徳のある人物の家である、などの因果応報的な要素は全くない。豊かな家に住み着き、度々目撃され、そうしてある日突然去って行く。

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その後、家運が傾くというのが伝承の一つのパターンとなっているが、その中で最も悲惨なのは、座敷童が家を出た次の日に一人の女の子を残して、家人全員が毒キノコを食べて死に絶えるというものがある。たまたま外で遊んでいて難を逃れたその女の子も、その後、子もなく寂しく亡くなったとなり、話には救いがない。

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人間の側からは座敷童という存在に何もアプローチする事は出来ない。向こうの方からただ来て、ただ去って行く。

世の企業の栄枯盛衰などを見ていると、座敷童が去ったとしか思えないような事例が日々ニュースで報道されていますね。
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by 08eMezzo | 2008-08-05 00:12 | 日記


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