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2009年 05月 09日
Pandra's Box
どうもパンドラの箱を開けてしまったような気がしている。
少し前からスキャンするためにフィルムの整理を始めたが、その量にひるむ。

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父が撮ったのであろう兄弟幼少期を写したモノクロのフィルム、スキャンしてみると全く見たこともないカットが沢山ある。昔は同時プリントなどというものが無く、まずベタ焼きをしてから必要なものをプリントするという手順を踏んだ。
だからプリントは極端に少なくフィルムだけが膨大だ。
ネガは反転しているので、実際スキャンするまで何が写っているのかさっぱりわからない。



パルテノン神殿
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Nikon FE Ai 28mm f/2.8s KR64 Kodachrome



学生時代に撮った写真、これがまた問題だ。
昔、好きだった女の子のこちらを見つめるまなざしに出会ったりすると胸はずきりと痛み、脈拍は上がる。
作業を放り出して、感傷に浸りつつ飲み始めたりするから一向にはかどらない。。(笑)



Ivan at the window
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Nikon FE Ai 28mm f/2.8s KR64 Kodachrome



大体ポジフィルムのスキャンだったら一晩にせいぜい8コマ。
はたして年内に我が家の写真、デジタルアーカイブは終わるだろうか。(汗;)
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by 08eMezzo | 2009-05-09 15:03 | 日記
2009年 05月 06日
Nikon EM
1980年、名機Nikon F3と同時発売された、小型の絞り優先オート専用機。
(アイコンに使っているカメラ。クリックすると少しだけ大きくなります→)

一眼レフの持つ大きくごついイメージを払拭し、女性にも積極的に一眼レフを使ってもらいたいとのコンセプトから開発されたらしい。社内呼称は『女性専科』

現在パナソニックがやっている『女流一眼』の元祖である。

手前Nikon F3、後、Nikon EM
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デザインはイタリア工業デザイン界の重鎮、G.ジョジアーロ。
今でもそのデザインは色気があってワタシは好きだ。プロポーションは完璧。
AEロックが無いのは時々不便に思うがそれ以外は至ってシンプルで使いやすい。
当時の中央部重点測光の露出値もかなり正確で、複雑な演算処理をしていると思われる最新の1005分割RGBマルチパターン測光がはじき出す値と殆ど変わらない(笑)


Verona
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Nikon EM Ai 50mm F/1.8s KR64 Kodachrome


フィルムカメラの凄いところは、基本的にどんなボディーを使っても、レンズとフィルムが同じなら出てくる絵は同じだということだ。ここでいえば、当時のフラッグシップのF3で撮ろうがEM撮ろうが、写真の質は変わらない。デジタル時代になって、画素数だ、AWB の正確さだとか、各メーカーの色に対する考え方など、カメラのボディーに依存する要素が多すぎると思う。



Verona
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Nikon EM Ai 50mm F/1.8s KR64 Kodachrome



コンパクトなので小さな50mmf/1.8といっしょにビジネスバッグに忍ばせていた時期がある。
この30年前のちいさくて可愛いカメラ、程度の良い物で1万円前後、お散歩カメラにいかがでしょう。




Verona
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Nikon EM Ai 50mm F/1.8s KR64 Kodachrome
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by 08eMezzo | 2009-05-06 10:26 | 機材
2009年 04月 25日
古い写真から3
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Egyptカメラ不明、ネガフィルム KODAK GA100



スキャナーを購入してからというもの、撮りためたポジフィルムを毎晩何コマずつかスキャンしている。
そして、改めてコダクロームがもう手に入らないという事実に打ちのめされている。
ま、私など今までに消費した本数などたかが知れているが、長年使っておられた方には同情を禁じ得ない。

さて、毎晩ごそごそとフィルムを整理しているとこんなのが出てきた。
ジャーン。本ブログ初公開ガット本人の映像です。
今よりは相当やせていますな。(笑)

これは、アメリカ人の友人がカイロで挙げた結婚式に出席し、そのあとシナイ半島をイスラエルに北上。
船でギリシャをへてイタリアに戻った一ヶ月の旅の途中、ギザのピラミッドの前の写真。
日中の気温は50度近くなり、脱水症状で憔悴し、一日中ピラミッドのそばでボーっとしていた。

このとき、Nikon FEを持っていたはずだが、このカットはサブで持って行った今では機種を思い出せないコンパクトカメラで撮ったもの。
Nikon機の方にはコダクロームが装填されていたはずである。
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by 08eMezzo | 2009-04-25 00:00 | Kodachrome 64
2009年 04月 23日
Orland, Florida
展示会があったので訪れた街。ディズニーランドとケネディ宇宙センターがあることで有名。
KR 64シリーズVol.3

Florida's Turnpike
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Nikon F3 Distagon T*2.8/25mmZF Kodachrome KR64



観光客が宿泊するホテルがある界隈。典型的なアメリカの観光地の風景。
ダウンタウンは、少し中心をはずれると治安は悪い。何度か非常に緊張することがあった。
コダクロームと快晴のアメリカの風景、相性は抜群。(ん、昨日の千住の絵と似ているなあ。)



Lake Eola Park
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Nikon F3 Planar T*1.4/50mmZF Kodachrome KR64




市内の公園にたくさんいるリス。大きな都市だが、自然が街の中に残されている。
曇りの日の発色。




Railroad Crossing
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Nikon F3 Planar T*1.4/50mmZF Kodachrome KR64



スキャナーとフィルムとの相性はあるようだ。コダクロームはわりと良いのではないかと思う。
残念ながら、このフィルムすでに入手も困難なら、現像も困難。

もう少し試してから結論を出したいが、今までのところスキャナーとの相性が悪いなあと思ったのは、ベルビア100F (RVP F)。色が濁る傾向があるような気がする。
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by 08eMezzo | 2009-04-23 05:14 | Kodachrome 64
2009年 04月 21日
Kodachrome KR64
KR64シリーズ


Piazza delle Erbe, Verona, Italy
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Nikon F3 Planar T*1.4/50mm ZF Kodachrome KR64






Al ristorante, Verona, Italy
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Nikon F3 Planar T*1.4/50mm ZF Kodachrome KR64

タングステン光下で。
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by 08eMezzo | 2009-04-21 11:20 | Kodachrome 64
2009年 04月 18日
ポジフィルムをスキャンしてみる。
銀塩回帰 ?
ビックカメラのポイントもあるし、とスキャナー買ってきました。
エプソンのGT-X770という機種。
フラットベッドスキャナーはこれで3台目。
ハッキリ言ってポジフィルムを読み込む目的に、以前の機種は使い物にならなかった。
最近のはどうなんだろう。
早速試してみた。


Milano 1
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Nikon F3 Planar T*1.4/50mm ZF Kodachrome 64



結果は、結構使えるかもしれないということ。
当然ライトボックスの上に置いたポジフィルムを見るときのリアルさは感じられない。
それでも一昔前のフラットベッドスキャナーのスキャンクオリティーとは隔世の観がある。



Milano 2
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Nikon F3 Planar T*1.4/50mm ZF Kodachrome 64


フィルムに感じる、しっとりとした湿り気を感じるような質感までを再現出来ていない。
しかし、オリジナルのポジを見ながらレタッチをする事によって少しずつ近づけることは出来るかもしれない。



Milano 3
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Nikon F3 Planar T*1.4/50mm ZF Kodachrome 64


というわけで、フィルムでスローに行きましょう。♡


Milano 4
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Nikon F3 Planar T*1.4/50mm ZF Kodachrome 64
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by 08eMezzo | 2009-04-18 23:37 | Kodachrome 64
2009年 04月 15日
僕のコダクローム
1973年に大ヒットしたポール・サイモンの曲だ。

Kodachrome
They give us those nice bright colors
They give us the greens of summers
Makes you think all the world’s a sunny day, oh yeah
I got a nikon camera
I love to take a photograph
So mama don’t take my kodachrome away

コダクローム、
ご機嫌な明るい色。
夏のような緑
世界をすべて太陽が輝く日のようにしてくれる。
僕はナイコンのカメラを手に入れた。
写真をとるのが大好きなんだ。
だからママ、僕のコダクローム取り上げないで!

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親にばれないように押し入れで聞いたラジオの深夜放送を思い出す。
あのころはメロディアスな良い曲が多かったなあ、
というおやじの回想はおいといて、コダクロームの話。

再びこのコダクロームいう固有名詞に出会うのは 大学に入って写真を始めたときだ。
お金のない学生時代、時間だけはタップリあるから、とうてい買えそうもないレンズ達の載ったカタログを飽きもせず眺めていた。

そのレンズの作例の写真の絞りやシャッタスピードのデーターとともに、ISO64という文字が繰り返し出てきた。(もしかしたらASA表記だったかもしれない。) コダクロームのISO感度は64なので、単純なわたしはコダクロームを使えばレンズのカタログに載るような素敵な写真が撮れるんだと思い込んだ。

コダックによれば、『深みのある独特の色合いと目を見張る質感描写力』を持つとあり、一時期はプロ御用達としてもてはやされた。 ただし、このフィルム、もともとは経年変化による退色等を出来るだけ排除して博物館の記録用に開発されたという経緯から、独特の発色というのは副産物で、このフィルムの色をあまり評価しない人もいる。

いずれにしてもコダクロームはフジフィルムのベルビアやプロビアが出てくるまで長い間数多くの写真家やアマチュアカメラマンに愛された事にはちがいない。
そして、2006年、コダクロームの日本での販売が終了する。デジタルカメラの台頭による売上の減少により、その特殊な現像処理のための設備の維持が出来なくなったと言うのがその理由。
しばらくは、現像のためにアメリカに送るサービスがあったが、それもすでに終了して久しい。

子どもが生まれてデジタルビデオのノンリニア編集などに凝ったりして、しばらくご無沙汰していた静止画の世界に戻った時、ちょうどこのわが青春のコダクロームが店頭からなくなりかけているところだった。

懐かしさから一本だけ買って使ってみた。思いのほか良いし、忘れていた色々な感覚が蘇ってきた。
再び感材売り場に行ったら、すでにきれいに姿を消していた。そこでヤフオクで30本くらいかき集めただろうか。そういうわけで、最近写真についてとりわけ感慨深いのが2年前、大切に最後のコダクローム達を使った日々だ。

なぜいまさらコダクロームの事を書くのか、自分でも良くわからない。D700がやって来てからのこの3ヶ月、デジタルべったりだったと言う事の反動なのかもしれない。少しフィルム回帰したい気分になっている。

Firenze Aug 1986
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Nikon FE Ai 28mm F/2.8S Kodachrome 64
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by 08eMezzo | 2009-04-15 23:55 | Kodachrome 64
2009年 03月 01日
古いフィルムから2
古い写真を引っ掻き回している。
昔の銀塩写真をあらためてじっくり見てみる事のなんと楽しいこと。
vruocculuさんのブログに感謝。

こちらももう20年前、初めてイタリアの地を踏んで撮った1本目のフィルムのなかの一枚。
ローマの安宿の窓から中庭を写している。


Roma, 30 July 1986
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Nikon FE Ai 28mm f/2.8s KR 64

光量不足でぶれてしまっている。
このカットを見るとあの時の興奮と堪え難い孤独感を思い出す。
窓から見える家々の明かり。夕餉の匂い、食器のぶつかる音、楽しそうな笑い声や怒鳴り声。
そこここで営まれている家庭の生活を身近に感じるとかえって切なくなった。
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by 08eMezzo | 2009-03-01 14:42 | 日記